狂犬病予防接種
狂犬病の予防接種は、わんちゃんを飼う上で唯一法律で義務づけられている予防接種です。
初回接種のとき、同時に役所への登録も行います。
忘れずに毎年接種していきましょう。
狂犬病とは?
狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染することで発症する病気で、
発症すると非常に重篤な神経症状を伴ってほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。
主に感染動物による咬み傷から感染し、犬だけでなく人を含む全ての哺乳類に感染します。
発症した動物は治療せずに殺処分となります。
我が国の狂犬病ワクチン接種率
平成21年度の登録されている犬における狂犬病ワクチンの接種率は74.3%です。(厚生労働省発表)
しかし、登録されていない犬まで考慮すると接種率はこれより大幅に低下すると考えられます。
日本では1957年に狂犬病が根絶されましたが、世界的には狂犬病の発生がない国はごくわずかです。
現在の日本のワクチン接種率から考えると、海外から狂犬病の動物が入ってくると非常に危険な状況です。
現在日本に狂犬病がないとはいえ、海外から入ってくる可能性は十分にあり、
わんちゃんだけでなく私たち人間を守るためにも狂犬病ワクチンの接種は非常に大切なのです。
いつ接種するの?
生後90日以降であれば接種できます。
初回接種からおよそ1年ごとに毎年1回追加接種していきます。
ただし、他のワクチンとの同時接種はできません。
空けなければならない日数は各ワクチンによって異なります。
また、狂犬病予防接種をして7日間あければ他のワクチンを接種できます。
※ 他のワクチン接種日を確認して、体調の良い日に接種しましょう。